檔案狀態:    住戶編號:1624072
 元太 的日記本
快速選單
到我的日記本
看他的最新日記
加入我的收藏
瀏覽我的收藏
畢業公演的中文劇本 《前一篇 回他的日記本 後一篇》 我所改編的公演劇本與給總召的話
 切換閱讀模式  回應  給他日記貼紙   給他愛的鼓勵  檢舉
篇名: 日文版的畢業公演劇本
作者: 元太 日期: 2011.03.30  天氣:  心情:
懂日文的朋友,可以看一下啦~~

五つの願い

もし、願(ねが)いが一(ひと)つ叶(かな)うとしたら、今(いま)、君(きみ)は何(なに)を願(ねが)うの?

- 第一幕 -

旁白:喫茶店(きっさてん)から女(おんな)の子(こ)たちのはしゃぎ声(こえ)が聞(き)こえます、三人(さんにん)の女(おんな)の子(こ)が明日(あした)のことを話(はな)していま
す。

美希:あ!明日はあたしの15歳の誕生日よ。忘れてないよね。

麻美:忘れるわけないでしょう。あたし達はどうお祝いするか昨日から考えてたのよ。

里奈:そうよ、あたし達はプレゼント….

麻美:リナ、バカ!

里奈はまだ話し終わらないうちに、麻美に口を押さえられる。

美希:なに、なに!あたしも聞きたい!

麻美:どうせ明日になったら分かるから。

旁白:麻美は「秘密をしゃべるな」と言う動作で、里奈を押さえてた手をゆっくりと下ろす。

美希:なによ、けち。

里奈:ごめんごめん。そうだ、どこでお祝いするかってまだ決めてないよね。

美希:それは心配なく、もうレストランを予約したから。

麻美:もう予約した!どこのレストラン?

美希:ほほ、それはお楽しみに。

麻美&里奈:なによ、けち。

美希:それはお互い様でしょ。



- 第二幕 -

旁白:三人(さんにん)はこうやって喫茶店(きっさてん)で楽(たの)しい午後(ごご)を過(す)ごした。しかし…美希(みき)は帰(かえ)り道(みち)で変(へん)なことに会(あ)う。
  美希(みき)はいつもの通(とお)り帰(かえ)り道を歩(ある)いていだが、あまりにも暗(くら)いため足元(あしもと)の物(もの)に気(き)づかなかった。
  美希(みき)はその得体(えたい)の知(し)れないものを踏(ふ)んで転(ころ)ぶ。

美希:痛い、誰がこんなところにこんな物を捨てたのよ。

(美希は転ばせた元凶を拾ってムカッとして言った。)

美希:何これ、つるつるして(で)気持ち悪い。それにしてもこれは……
なんか鼻みたいだけど。しかも鼻の穴がとっても大きいし……

旁白:その時(とき)、美希(みき)の後(うし)ろに黒(くろ)いマントをつけた、丸坊主(まるぼうず)の人(ひと)が現(あらわ)れる。

光頭:おい!手に持ってるものを遣せ!

美希:すみません、あなたはだれ?

光頭:我輩は伝説の大魔法師ヴォルデモート…貴様が手に持っているのは新しく作った鼻だ。

美希:げ…まさか本当に鼻とは。でも、どうしてこんなところに鼻が落ちてるの?

佛地魔:それは昨日、くしゃみをしたときつい力が入りすぎて、鼻が窓の外に飛んだんだ。よりに
よって、それを鳥がくわえてどこかに行ってしまった。鼻を探すのにどれほどの時間がかか
ったことか…

美希:それは不幸な事件ね。でもそんなに簡単に鼻を返すつもりはないわよ。なんにせよ、これは私
を転ばせた元凶よ。

佛地魔:どうすれば鼻を返してくれるんだ。

美希:明日は私の誕生日だから、誕生日プレゼントがほしい!

佛地魔:よし、それじゃ、お前の五つの願いを叶えてやろう!でも、条件がある、それはお前の誕
生日にしか使えないことだ。

美希:本当?ありがとう。禿さん。

佛地魔:どういたしまして、って、俺様は禿じゃない、有名なヴォルデモートだ!

(美希はヴォルデモートの声に嚇される。)

美希:わ、分かったわよ…ほら、貴方の鼻。それとも、夢が叶った後お鼻を返そうかしら。

(美希はヴォルデモートの鼻をしまう。)

美希:この鼻、私がお預かりします。

佛地魔:畜生、面倒くさいガキだ。忘れるなよ、願いは必ず誕生日に全部使ってしまうのだぞ。

美希:おおお~~五つの願い。どんな願いを願おうかな~

旁白:美希(みき)はヴォルデモートの言葉(ことば)を無視(むし)し、楽(たの)しそうに五(いつ)つの願(ねが)いのことを考(かんが)えながら、帰(かえ)って行(ぎょう)
   く。

- 第三幕 -
翌日(よくじつ)
朝(あさ)、美希(みき)は今日(きょう)の誕生日(たんじょうび)を楽(たの)しみにしている。

美希:そうだ。麻美達に集合場所を連絡しなくちゃ。

美希が電話をかけているの時、ドアが開く。

美希的父&母:美希~~誕生日おめでとう。

旁白:美希(みき)の両親(りょうしん)はわざわざ注文(ちゅうもん)したケ(け)ーキ(き)を持(も)って、美希(みき)の誕生日(たんじょうび)をお祝(いわ)いしようとするが、美希(みき)
   はちっとも楽(たの)しそうではなく、かえってすごく怒(おこ)る。

美希的母親:ほら、これは特別ケーキよ~かわいいでしょう~

美希的父親:早く蝋燭を吹き消して願いを言いなさい~

旁白:美希(みき)の両親(りょうしん)はケーキを持(も)ち上(あ)げて、美希(みき)に蝋燭(ろうそく)を吹(ふ)き消(け)すように促(うなが)す。だが、両親(りょうしん)の行動(こうどう)に
美希(みき)はもっと怒(おこ)り始(はじ)める。

美希:どうしていつもノックをしないで入ってくるの?もう嫌いよ!!プライベートが全くない
わ!友達との約束に遅れるから、さようなら!!!!

美希はそう言うと、すぐ出かける。後にはケーキを持っている両親が残される…

- 第四幕 -

旁白:美希(みき)はさっき両親(りょうしん)との間(あいだ)に起(お)きたことを考(かんが)えながら道(みち)を歩(ある)いている、まだ怒(おこ)っている。

美希:まったく、いつもいつも同なじ。早く大人になってひとり暮らししたいわ。

旁白:この時(とき)、ヴォルデモートが美希(みき)の目(め)の前(まえ)に現(あらわ)れる。

佛地魔:一つ目願いが決ったようだな。

美希:おおおおびっくりした!何で突然現れるの?

佛地魔:もちろん、私は偉大な魔法師、お前の願いが分かったら、我輩はすぐ現れる。

美希:そんな?じゃ、お願いするわよ。

佛地魔:宜しい。

美希:私、早く大人になりたい、子供でいたくない。

佛地魔:よし、その夢を私が叶えてやろう~ディディドンドンドン(呪文)

- 第五幕 -

旁白:佛地魔(ぶつちま)が呪文(じゅもん)を言(い)ってから、大体数秒(だいたいすうびょう)が過(す)ぎました...。

美希:もういいの?なんか、何も感じないけど…

(佛地魔はケープの中から、鏡を取り出す。)

佛地魔:見てみろ。

美希:ええ!!これが私?じゃ、私、今何歳?
 
佛地魔:25歳。

美希:そ...そう言えば、私、中学も高校も大学も全部飛ばしたの?

佛地魔:それがお前が欲しいもの、望んだことだろう?他人にはお前は子供じゃなくて大人に見え
るんだ!

美希:それはそうだけど、じゃ、二つめの願いは…!

佛地魔:うわ!はや!!まあいいか!言ってみろ。

美希:私は一人で生活したいの!!それが私の一番したい事なの!

佛地魔:わかった。目を閉じろ。

美希は佛地魔の指示に従って目を閉じる。

佛地魔:ディディドンドンドン部屋よ、消えろ!!(呪文)


佛地魔:もういいぞ、目を開けてみろ!

(目を開けた美希は自分が高級な住宅のなかにいることに気づく。)

美希:うわ~綺麗!!!ここはどこ?

佛地魔:ここは高級住宅街-帝寶だ!!

(佛地魔の話を聞いて、美希は非常に喜んで部屋の中を走ったり、跳んだりする。)

美希:これが私が想像した生活よ!!よかった!でも…私はもう25歳だけど、何でまだこんな地
味な服を着ているの…それじゃ、もう一つお願いするわ。

佛地魔:願いをかけるスピードが速すぎる!!まったく、図々しい女だ...

美希:いいじゃないの!今日は私の誕生日だし?

佛地魔:まあ、言ってみろ!三番目の願いは何だ?

美希:私、世の中で一番綺麗な服が欲しい!!そして私は世界で一番綺麗な人になるの。

佛地魔:わかった。ディディドンドンドン(呪文)

旁白:呪文(じゅもん)を言(い)った後(あと)、ヴォルデモートはそっと拍手(はくしゅ)をする。その時(とき)ドアベル(どあべる)が鳴(な)る。

宅配:こんにちは。注文の品をお持ちしました。

佛地魔:おう、おう。(はい、はい)

(ヴォルデモートは門の前で品物を受け取ります。)

宅配:ここにサインをお願いします。

佛地魔:ご苦労!

宅配:ありがとうございました。

(ヴォルデモートは宅配から受け取った箱を美希の側に置く。)

佛地魔:お前が欲しい服は全部この箱の中だ。

美希:本当?

旁白:ヴォルデモートの話(はなし)を聞(き)くと、美希(みき)はすぐ箱(はこ)を開(あ)けて、その中(なか)に入(い)っている服(ふく)を全部取(ぜんぶと)り出(だ)す。

美希:うわ~綺麗!!この服を着たら、私、絶対世界中で一番綺麗な人になるわ。今すぐ、麻美と
里奈に、電話をしよう。彼女たちは見た後、絶対に羨ましがるわ。

旁白:その後(ご)、美希(みき)はすぐに麻美(あさみ)に電話(でんわ)をかける。

(電話中)
美希:もしもし、私の誕生日をお祝いしてくれるんでしょう。早く来て。私を見たら、貴方たちはき
っと驚くわよ。

麻美:えぇ?美希?何で声がちょっと違うの?

美希:へへ、後で見たら分かるわよ。

麻美:まぁ、いいか。後で話そうね。いつもの場所でね。(電話を切る)

美希:よ~し、今日はきっと一番楽しい一日になるわ。じゃあ、今から、私の最高の誕生日を祝う
ため、出発するわ。それでは、行ってきます~

(美希は楽しそうにヴォルデモートに手を振ってバイバイと言う。)

佛地魔:忘れるな、残った二つの願いは必ず午前12時までに使うんだぞ!

美希:分かってるわよ、それじゃ、バイバイ~

旁白:その後(ご)、美希(みき)はすぐ家(いえ)を出(で)る。


- 第六幕 -

旁白:ヴォルデモートと分(わ)かれた後(あと)、約束(やくそく)の場所(ばしょ)に着(つ)く。
  十分後(じゅうぷんご)……
  麻美(あさみ)と里奈(りな)が来(く)る。彼女(かのじょ)たちを見(み)ると、美希(みき)は自分(じぶん)の変化(へんか)を自慢(じまん)をするため、早足(はやあし)に彼女(かのじょ)たち
の傍(そば)に駆(か)け寄(よ)る。

美希:お~い~麻美、里奈。遅いよ、貴方たち。

旁白:突然(とつぜん)の掛(か)け声(ごえ)に、麻美(あさみ)と里奈(りな)は呆然(ぼうぜん)とします。

麻美&里奈:あんた、誰?

美希:私よ、美希よ。今日、私の誕生日を祝うって、約束したでしょう。

麻美:貴方が美希?冗談やめてよ。そもそも、私たちは貴方なんか知りませんけど。

里奈:あの、すみませんが、貴方、人間違いをしていますよ。

美希:何を言っているの?私は美希よ。

旁白:美希(みき)は麻美(あさみ)の肩(かた)を掴(つか)んで、自分(じぶん)は美希(みき)だと説明(せつめい)を続(つづ)けます。でも、声(こえ)と外見(がいけん)が全(すべ)て変(かわ)った美希(みき)
   は、彼女(かのじょ)たちにどうしても信(しん)じてもらえません。

麻美:放してよ。この詐欺師。

麻美は美希の手を振りほどく。

里奈:やめなさいよ、それ以上しつこいと、通報しますよ。

美希:ねぇ、麻美、里奈、本当に私のことを忘れちゃったの?

麻美:行きましょう、里奈!こんな変な人に係わらない方がいいよ。

旁白:麻美(あさみ)はもう25歳(さい)になった美希(みき)に関(かか)わりたくないので、里奈(りな)を連(つ)れて、その場所(ばしょ)を離(はな)れます。
   残(のこ)ったのはただ疑惑(ぎわく)の目(め)で見(み)ている美希(みき)だけです。その時(とき)、美希(みき)はやっと気(き)づきます、25歳(さい)に
   なった自分(じぶん)はただ声(こえ)と外見(がいけん)が変(か)わっただけじゃなく、友(とも)だちも自分(じぶん)のことを忘(わす)れてしまったこ
   とに……。この事実(じじつ)を知(し)った後(あと)、心(こころ)が沈(しず)んだ美希(みき)は一人(ひとり)で街(まち)を歩(ある)いています。

美希:何よ、友だちぐらいなら、後で作ればいいわ~。あの二人はもう要らないわよ、ふん。

旁白:歩(ある)いて、美希(みき)は賑(にぎ)やかな場所(ばしょ)へ着(つ)きました。
その場所(ばしょ)で突然有名(とつぜんゆうめい)な歌手(かしゅ)のミニコンサートを見(み)ます。美希(みき)は綺麗(きれい)な歌声と華麗な舞台に魅了さる。

美希:あ…いいなぁ。

旁白:この時(とき)、美希(みき)は次(つ)ぎの願(ねが)いを思(おも)いつきます。

美希:私もあんな風になりたい。皆に注目されたい。

旁白:突然(とつぜん)、周(まわ)りの時間(じかん)が止(と)まったようになります。ヴォルデモ(ヴぉるでも)ート(と)が美希(みき)の前(まえ)に現(あらわ)れます、まる
で美希(みき)の願(ねが)いを感(かん)じられるみたい。

美希:ヴォルデモート、私…次の願いが分かった。

佛地魔:わかっておる、お前は皆に注目されたいんだろう?

美希:うん、お願いします。

佛地魔:よし、お前の願いは僕が叶えてやる~ディディドンドンドン(呪文)。

- 第七幕 -

旁白:美希(みき)は皆(みな)があちこちで忙(いそが)しそうにしている化粧室(けしょうしつ)で、何(なに)かを考(かんが)えてるように、鏡(かがみ)に向(む)かっ
ています。

美希:これ?あたし? ここはどこ?あたしは何を? 皆は…?

美希が考えていると、美希は誰かに呼ばれる。

マネージャー:美希、美希、起きなさい!何をねぼけてんの?(美希の目の前で手を振ってる。)

美希:……(びっくりした顔で。)

マネージャー:どうしたの?誰のことを考えてんの!いい加減に目覚めなさいよ!今回のコンサート
は勝負よ。

美希:勝負って?どういう意味?

マネージャー:あらあら~最近忙しすぎるのかしら?忘れたわけじゃないよね!せっかく手に入れた
       チャンスよ、あなたは最後に登場する番よ!

美希:そうね、忘れてなんかいないわよ!分かった。安心して任せて!

マネージャー:ん~そうね!頑張ってよ!!!

旁白:美希(みき)は何(なに)も分(わ)からないうちに、自分(じぶん)が急(きゅう)にスーパースターになったような感(かん)じがします。こ
の時(とき)、ヴォルデモートが現(あらわ)れます…

佛地魔:どうだ?もうすぐ夢が叶うんだ。嬉しいだろう?

美希:ええ、ありがとう、やっと皆の目を引く人気スターになったのね。もう大人になったし、私は
   もう平凡ではないわ!!!

佛地魔:それでは、五番目の願い事を言え!俺は鼻がほしいんだ。

美希:もう少し… ちょっと待ってよ。拍手を浴びたら、すぐ教えるから!

佛地魔:じゃ、先に、楽しんでこい。

美希が準備をしていると、美希の両親がやって来ます…

美希的父&母:美希~~お誕生日おめでとう。

旁白:美希(みき)の両親(りょうしん)はわざわざ注文(ちゅうもん)したケーキを持(も)って、美希(みき)の誕生日(たんじょうび)をお祝(いわ)いしようとしますが、
美(び)希(まれ)はちっとも楽(たの)しそうではなく、かえってすごく怒(おこ)ります。

美希的母親:ほら、美希。これは美希のために、わざわざ注文したケーキよ。

美希的父親:早く蝋燭を吹き消して、願いを言いなさい。

旁白:美希(みき)の両親(りょうしん)はケーキを持(も)ち上(あ)げて、美希(みき)に蝋燭(ろうそく)を吹(ふ)き消(け)すように促(うなが)します。だが、両親(りょうしん)の行動(こうどう)
   に美希(みき)はもっと怒(おこ)り始(はじ)めます。

美希:うるさいよ!いつもいつもそんなに、忙しいのに…今回は大切なの!!

美希的母親:コンサートの前にサプライズでお祝いしたいと思ってきたの。だって最近帰るのが遅い
から、間に合わないかもしれないと思って…

美希:分かった、分かったわよ!今日は早めに帰るわよ。ケーキを持って帰って!

美希的父親:じゃ、後は頑張れよ!母さんと一緒に応援してるから。

マネージャー:あらら、美希のご両親ですか?

美希的父&母:どうも。美希がいつもお世話になっております。

マネージャー:いいえ。美希さんは、もうすぐスーパースターになりますよ、期待してます~!

美希的母親:ええ、本当にありがとうございます。

マネージャー:いやいや~またそんな~ じゃ…(話はまだ終わらない)

美希:いいよ!!先に帰ってて!今日は早めに帰るってば!

マネージャー:はい、それじゃお送りします。

美希的父親:ありがとうございます、後は私たち自分でタクシーで帰ります。
美希の事はよろしく頼みます。 (父は咳をし始める)

美希的母親:そうですよ、美希のことをお願い致します。美希、頑張れ!
(母親と父親は急いで舞台から離れる)

旁白:この時(とき)の美希(みき)は父(ちち)と母(はは)の話(はなし)を聞(き)かず、”、“さようなら”も言(い)いたくない。ただ鏡(かがみ)をみて、自分(じぶん)の
   服(ふく)と化粧(けしょう)のことしか目に入らない。

- 第八幕 -

主持人:次に登場するのは、今年一番注目されているデビュー歌手、イーピーレコードも絶賛の美
希!!! 

觀眾:美希~~~~~~~~~~~~!!!

旁白:美希(みき)はコンサートで自分(じぶん)の最新曲(さいしんきょく)を歌(うた)います。皆(みな)から喝采(かっさい)を浴(あ)び、注目(ちゅうもく)され、すごく満足(まんぞく)そ
うです。そう、これは美希(みき)が一番望(いちばんのぞ)んだ生活(せいかつ)です。友達(ともだち)がいなくても大丈夫(だいじょうぶ)、家族(かぞく)の束縛(そくばく)もい
りません。彼女(かのじょ)には綺麗(きれい)な服(ふく)と大(おお)きい家(いえ)があるます。今(いま)、皆(みな)の喝采(かっさい)も手(て)に入(い)れました、彼女(かのじょ)は
本当(ほんとう)に嬉(うれ)しそうだ。
(歌を歌っている)


旁白:美希(みき)が次(つぎ)の歌(うた)を準備(じゅんび)していると、マネージャーが信(しん)じられない事(こと)を伝(つた)えます…

マネージャー:この事…言っていいかどうかわからないんだけど……

美希:なによ?どうしたの?

マネージャー:あ…あの…

美希:早く言いなさいよ!

マネージャー:あの…ご両親は家に帰る途中に、交通事故にあったようです…今は病院に向かってい
ますが、状況はちょっと…
    
美希:えっ?なに?父と母がどうしたの?

マネージャー:あの…二人とも命を落とすところ…

美希:なんで、いやだ…あたしは病院へ…

(美希の話はまだ終わらない、美希!美希!アンコール!アンコール!という声が聞こえる。)

マネージャー:美希、あなたは病院へ行くつもりなの?いけないよ!そうすれば、あ
なたは…

美希:あたし…

旁白:どうしたらいいか分(わ)からない美希(みき)は泣(な)き出(だ)します。お父さんとお母さんに会(あ)いに行(い)くのか、コ
ンサートを続(つづ)けるのかをやっと、美希(みき)が決めます。

美希:私は歌う!終わったらすぐお父さんとお母さんに会いに行く!

マネージャー:美希、あなたは勇気があるから、きっとスーパースターになれるわよ!頑張って!!

旁白:美希(みき)は歌(うた)っている間(あいだ)、今日(きょう)の色々(いろいろ)なことを考えています。自由(じゆう)になった後(あと)ても両親(りょうしん)はそんな
   に自分(じぶん)のことを愛(あい)してくれている。たとえわがままでも、両親(りょうしん)は応援(おうえん)してくれている。こん
   な自(じ)分(ぶん)は本当(ほんとう)に幸(しあわ)せなのか、楽(たの)しいのか。美希(みき)は泣(な)きながら歌(うた)い続(つづ)けます。その時(とき)、美希(みき)は
   あることを決(き)めるのでした…(・・・)

美希:皆さん、ごめんね…大切な事があるんです。病院へ行かなければなりません…

旁白:その言葉(ことば)を言(い)い終(お)わると、すぐマイクを置(お)いて外(そと)へ走(はし)り去(さ)ります。会場(かいじょう)に驚(おどろ)いている客(きゃく)と担当者(たんとうしゃ)だけ残(のこ)されます…

- 第九幕 -

旁白:美希(みき)は病院(びょういん)に着(つ)きます。両親(りょうしん)はまだ集中治療室(しゅうちゅうちりょうしつ)の中(なか)で、彼女(かのじょ)はなにもできません…友達(ともだち)に
   連絡(れんらく)したくても友達(ともだち)もいません…ただ自分一人(じぶんひとり)です。そのとき、かばんの中のあるメモを見つ
   けます…

美希へ:
今(いま)は一人(ひとり)で暮らしていることを私(わたし)は知(し)っています。でも、今回(こんかい)の誕生日(たんじょうび)は私(わたし)にとって大切(たいせつ)です。父(ちち)は末期(まっき)の肺癌(はいがん)だから…お医者(いしゃ)さんに一年(いちねん)ぐらいの生命(せいめい)だと言(げん)わています。だから今年(ことし)の誕生日(たんじょうび)は父(ちち)にとって最後(さいご)の誕生日(たんじょうび)です…コンサート、頑張(がんば)ってください。私(わたし)はずっと待(ま)っています。

(美希の涙が溢れる…カードの字が見えないほどに…)

美希:私は一体何をしているの。どうして自分の夢を取ったの?かえっていろんなことを失っただけ
   じゃない…この十年に一体何が起こったの?私の子供の時、友達…それにお父さんとお母さん
   も…もう、いや…

(この時、ヴォルデモートが出てくる。)

佛地魔:どうして泣いているんだ?これはお前が望んだことだろう。一人で暮らして、一番綺麗な服
を着て、スターになって、ほしい物に全部手が届いているのに。

美希:でも…でも…

佛地魔:早く最後の願いを言え。もう十一時半だ、俺は鼻が欲しいんだ!!

美希:……(泣いている)

佛地魔:早くしろよ。

美希:うるさいわ!!今朝に戻させて、あなたに会う前に。もう何も欲しくないわ。父と母を戻して
きださい。これが私の最後の願い…

佛地魔:よし、じゃ!!!叮叮咚咚叮咚咚(魔咒)。

旁白:魔法(まほう)をつかったヴォルデモートが自分(じぶん)の鼻(はな)を持(も)って消(き)えます。

- 第十幕 -
(ドアが開く音)

美希的父&母:美希~~誕生日おめでとう!!!

美希の両親が美希の前に特別なケーキを持って来る、美希は泣き始める。

美希的母親:ほら、これは特別なケーキですよ。なんで泣くの?

美希的父親:泣くなよ。早くキャンドルを吹き消して、願いを言いなさい。友達と約束があるんだろ
う。

美希:良かった、お父さん、お母さん、ごめんね、ごめんね…

美希的母親:なにがあったの?(言いながらケーキをテーブルに置く)

美希的父親:そうよ、今日は美希の誕生日だよ。こんなに泣いて…もう泣くなよ!

美希:良かった。無事で、良かった。

旁白:美希(みき)は両親(りょうしん)を抱(だ)いています。失(うしな)わないようにギュット抱(だ)きしめています。



旁白:あなたにとって、大切(たいせつ)な人(ひと)がいますか、かけがえのない人(ひと)はいますか。その人(ひと)を大事(だいじ)にしてい
   ますか、失(うしな)ってしまう前(まえ)に優(やさ)しくぎゅっと抱(だ)きしめてあげてください。




標籤:
瀏覽次數:150    人氣指數:350    累積鼓勵:10
 切換閱讀模式  回應  給他日記貼紙   給他愛的鼓勵 檢舉
給本文愛的鼓勵:  最新愛的鼓勵
畢業公演的中文劇本 《前一篇 回他的日記本 後一篇》 我所改編的公演劇本與給總召的話
 
給我們一個讚!